健康食品に関わる制度

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健康食品に関わる制度


私たちが経口的に摂取するものは、日本の法制上、以下の表のように分類できます。 

経口摂取品の法制上の区分
医薬品 医薬部外品 特別用途食品 保健機能食品 一般食品
   医 療 用 医 薬 品
(薬局・薬店の取扱い品目)


医薬部外品

・口中清涼剤
・病者用食品
・妊産婦、授乳婦用粉乳
・乳児用調製粉乳
・えん下困難者用食品
特定保健用食品
(個別許可型)

栄養機能食品
(規格基準型)


(いわゆる健康食品を含む)
   一 般 用 医 薬 品
(薬局・薬店の取扱い品目)
新指定医薬
部外品


・のど清涼剤
・健胃清涼剤
・ビタミンC剤
・ビタミンE剤
・ビタミンEC剤
・ビタミン含有保健剤
・カルシウム剤
  登録販売者取扱い品目
(一般用医薬品のうち第二類医薬品(指定第二類含む)及び第三類医薬品に限られる)
    配置販売業取扱い品目
(一般用医薬品のうち、知事が指定した品目)
新範囲医薬部外品(ビタミンを含有する保健薬・整腸薬その他7品目) 特定保健用食品

この中で、食品であって保健効果を標榜できるものとして、保健機能食品があります。 保健機能食品には、 1品目ごとに許可を得て保健機能を表示できる特定保健用食品と、 2所定成分を所定量含有すれば所定の栄養機能を表示できる栄養機能食品があります。 


これらの保健機能食品は以下表に示す内容の表示が義務づけられています。

保健機能食品・いわゆる健康食品のラベル・化粧箱の表示事項
  特定保健用食品 栄養機能食品 一般食品(健康食品)
必須表示事項 一括表示事項
(1)名称
(2)原材料名
(3)内容量
(4)賞味期限又は消費期限
(5)保存方法
(6)製造業者等および住所
・「保健機能食品(特定保健用食品)」の表示
・許可/承認を受けた表示内容(保健機能表示、摂取上の注意事項)
・許可証票又は承認証票
・許可等を受けた者が製造者以外の者であるときは、許可を受けた者の営業所所在地及び氏名
・栄養機能食品である旨及び栄養成分の名称
栄養機能表示
注意喚起表示
・「消費者庁長官による個別審査を受けたものではない」旨の表示
 
・栄養成分量および熱量
・1日当たり摂取目安量
・(機能表示成分の栄養所要量が定められている場合)充足率
・摂取方法
・摂取上の注意
・必要ならば、摂取・調理または保存上の注意
・バランスの取れた食生活の普及啓発を図る文言
 
任意表示事項 (日健栄協の推奨表示事項)
    ・商品名
・熱量、4大栄養成分および含有量
・規格成分およびその含有量
・摂取量および摂取方法
・摂取上の注意


栄養機能食品は2001年4月に制度化され、 以下表が示すように、 18成分(2004年4月に亜鉛、銅、マグネシウムが追加)のいずれか1つ以上を所定量含有する健康食品は、 所定の注意喚起を表示すれば、定められた栄養機能の表示ができます。 

ビタミン・ミネラルの栄養機能表示および注意喚起表示
(ビタミン)   2011年9月現在
栄養成分 1日摂取限度
(下限値-上限値)
認められる栄養機能表示 義務づけられる注意喚起表示
ナイアシン 3.3-60 mg ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

パントテン酸 1.65-30 mg パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビオチン 14--500 μg ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンA
(レチノール)
135-600 μg
(450-2,000 IU)
ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。

ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
・妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。

β-カロチン
(ビタミンAの前躯体)
1,620-
7,200 μg
β-カロチンは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
β-カロチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンB1 0.30-25 mg ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンB2 0.33-12 mg ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンB6 0.30-10 mg ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンB12 0.60-60 μg ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンC 24-1,000 mg ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンD 1.50-5.0 μg
(60-200 IU)
ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

ビタミンE 2.4-150 mg ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

葉 酸 60-200 μg 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
・葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量摂取により胎児の発育が良くなるものではありません。



(ミネラル)   2011年9月現在
栄養成分 1日摂取限度
(下限値?上限値)
認められる栄養機能表示 義務づけられる注意喚起表示
亜  鉛 2.10-15 mg 亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。
亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。亜鉛の摂りすぎは、銅の吸収を阻害するおそれがありますので、過剰摂取にならないよう注意してください。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。

カルシウム 210-600 mg カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

2.25-10 mg 鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素です。 ・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
0.18-6 mg 銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。
マグネシウム 75-300 mg マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。
マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
・本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。

すでにご存じのこととは思いますが、ご参考までにご紹介いたします。お役に立てば幸いです。 
詳しくは、弊社 研究開発部 まで、または 管轄の保健所にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。